やさしく香る日本の紅茶「和紅茶」。その魅力に気づき始めたけれど、いざ買おうと思うと「種類が多くて迷う…」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、和紅茶を初めて飲む方にもおすすめの5つのブランドを厳選してご紹介します。味わいの違いや選び方のポイント、気になる購入方法まで丁寧に解説します。
和紅茶を選ぶときの3つのポイント
① 渋みの少なさと甘みをチェック
和紅茶は、緑茶用品種を紅茶として発酵・加工したもので、渋みが少なく、やさしい甘みが特徴です。初心者には、特に「やわらかな味わい」をうたっている商品がおすすめです。
② ティーバッグかリーフかを選ぶ
手軽に楽しみたいならティーバッグ、香りをじっくり味わいたいならリーフ(茶葉)がおすすめ。最近はティーバッグでも茶葉の品質が高いものが多いです。
③ 作り手や地域のストーリーに注目
和紅茶は各地の小規模生産者によって作られており、それぞれの地域性や作り手の思いが感じられるのも魅力のひとつです。「どこで・誰が作っているか」を見て選ぶと、自分に合った一杯に出会えるかもしれません。
初心者におすすめの和紅茶5選
ここでは、渋みが少なく、香りや甘みがやさしい「初めての和紅茶」としてぴったりな5商品をご紹介します。
① 高梁紅茶(岡山県)|ほんのり甘くてすっきり飲める紅茶
岡山県高梁市で作られている和紅茶。緑茶用品種「やぶきた」を使っており、まろやかで甘い香りと、渋みの少ない味わいが特徴。ホットでもアイスでも美味しく、日常に寄り添ってくれる紅茶です。
贈り物にも人気があり、ティーバッグタイプもあるので、初めての方に特におすすめです。
おすすめの飲み方: ストレート。
② べにふうき紅茶(鹿児島県)|甘みと旨味が濃い、日本を感じる紅茶
和紅茶でよく使われる「べにふうき」品種は、甘みとコクが特徴。この鹿児島産のべにふうき紅茶は、まろやかながらしっかりと紅茶らしい味わいもある一品。
無農薬栽培や有機JAS認証を得ている生産者も多く、安心して楽しめる紅茶としても人気です。
③ 和紅茶 くろもじブレンド(長野県)|ハーブと紅茶の優しい出会い
長野県の「和紅茶×くろもじ(日本の香木)」のブレンドティーは、紅茶初心者にもおすすめのアロマ系紅茶。リラックス効果も高く、特に夜のひとときにぴったりです。
香りが強すぎず自然で、「普通の紅茶が苦手」という人にも支持されています。
④ 京都宇治和紅茶(京都府)|伝統の地で作られる上品な味わい
宇治といえば抹茶や煎茶が有名ですが、実は和紅茶も注目されています。ふくよかでフローラルな香りがあり、優雅な気分を楽しみたいときにおすすめ。
パッケージも洗練されていて、手土産やおもてなしにも最適です。
⑤ 奥八女の和紅茶(福岡県)|コク深い味で紅茶好きも満足
福岡県八女市の山間地で作られるこの紅茶は、コクがありつつ、後味がすっきりしているのが特徴。紅茶に慣れてきた方にも人気ですが、はじめての一杯としても印象に残る味わいです。
無農薬栽培や品種別の展開など、こだわりが見えるのも魅力です。
【まとめ】やさしい味から始めよう、和紅茶のある暮らし
和紅茶は、誰でも親しみやすく、暮らしに自然と馴染んでくれる飲み物です。今回ご紹介した5つの紅茶は、どれも初心者でも飲みやすく、紅茶の世界に優しく導いてくれるような存在。
まずはティーバッグタイプから試して、あなたの“お気に入りの一杯”を見つけてみてください。
次回は「和紅茶の正しい淹れ方」について、丁寧にご紹介します。
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